セブンスドラゴン2020-A全体の評価と感想


表だけではあるがストーリークリアまで漕ぎつけたので言いたいことを言おう。

ストーリー面は普通に良かった。2020の続編らしい内容と特有のダークな面があって安定して好みだと思った。
某方の扱いについてDS版とどう繋ぐのかが疑問っちゃ疑問。まぁそこは2020-Bとかではっきりする可能性もあるので楽しみといえばそうだけど説明がないのだけは勘弁。
あと気になったのは真竜の考えていることがはっきりしないことやらマリナの心境の変化が妙に分かりにくいところか。「いや何でお前そんなこと言うようになったの」みたいな場面がちょいちょいあったが気にならない人にはならないレベルかもしれん。
ストーリーというかダンジョンについては、新しいダンジョンの雰囲気もBGMも良かっただけに使い回ししたのが実に残念。


戦闘とシステムについて
僕はサイキック/ハッカー/アイドルってPTで最初から最後までプレイしたが、正直旧スキルの調整はしてあったんだろうか?
ダメージレートとかはちゃんと見てないんでよく分からんが、産廃レベルのスキルが2020のまんま存在していたりチート級スキルの消費MANAがそのままだったり調整した雰囲気があんまりなかった気がする。
新職アイドルを使ってみての話をするならちょっとコンセプトが行方不明な感じがする、ってところか。回避職って位置づけにしてはドライアイスが仕事しない気が。最終的に防具で回避率乗せていって素で3割程度避けるようにはなるがそれはちょっと違う気がする。
あとモスキートVが妙に強かったのも印象的だった。後半というか最後まで小型敵を最速で1ターンキルできる全体攻撃すごい。でもこれ僕がアイドルを非火力職だと思ってたから強く感じるだけかもしれない。
リアクトは回避したら動けるっていうのはすごくいいと思った。ただサムライのリアクト同様にターン1回しか発動しないっていうのが地味にネック。トリスタとデストロのリアクトが優秀なのは確率依存ではあるものの1ターン内に何回も動けることだと思ってる。この辺受動リアクトと能動リアクトの差と見るべきなのか。でもそうだとするとハッキングリアクトがやっぱりおかしくてあれはリアクト使うだけロスでしかない。
他職の、と言ってもサイキとハッカーの新スキルで思ったことは、ハッカーは殴る手段というかハッカー自身が起爆するスキルが出てきたのがよかった。エンチャント+TROYのコンボは地味に強かった。強いて言うならTROYが良くも悪くも固定damだからもうちょいレベル上げて倍率も上がるようにしてもいいと思った。さすがに後半までmax100じゃ使いづらい場面が多い。
サイキは特にない。というよりもサイキの新スキルいまいち使っていなくて…唯一プレリザレクションだけ使ったがあれ蘇生というより食いしばり的な意味合いなのね。バフが剥がれないのはこの面子にとってすごく有利に働いた。実際ボディ+プレリだけで殴って生き返ってを繰り返したボス戦もやった。これにTROY足されたりして普通に強かった。サイキらしからぬスキルではあったがバフ剥がれるようだとわざわざ使うか怪しいスキルなのでこれは良かった。
こんな感じか。また裏ダン攻略したら評価は変わるかもしれない。

あとボス戦というか竜戦全般に言えるんだけど行動パターンが固定されすぎというか対策が簡単すぎというか。ボスは異常状態をカットするアクセサリつけるだけみたいな対策で、これはある意味装備の自由度を奪っているんじゃないかと。一応それだと面白くないからなるべく異常状態止めるアクセサリはつけないようにしたけどC7みたいに無対策だと2ターンで全滅確定って理不尽な死に方もあったからなぁ。
準(おそらく)最強武器についてもキリノからかなり早い段階でいい武器渡されたりしてケイマとレイミが泣いているのが目に見える。硬さも段違いになってバランスが崩壊しかけた。
いやこのあたりは前作もそうだったからまぁいいか…というわけにもいかない。むしろ直すべき。


何やボロクソ言ってるように見えるかもしれんが僕はこのゲーム楽しんでるし大好きだよ。
ただ声優推しやミク推しみたいな部分が結局そのままで無印とは何だったのか状態なのが悲しい。いや声優推しでファンがつくならそれはそれでいいと思ったし人気のないゲーム作る理由なんてないもんな。
まぁ方向性はこれで確定にしても前作で見つかった悪い点の改善はするべきだろうなぁ、と思いながら。SPのシステムとか改善の余地はなかったのだろうか。


とりあえず今はここまで。
さっきも言ったがこの評価は後々ガラッと変わることがあり得るので重く見ないでくださいませ。