人はそれを死亡フラグと呼ぶ



| さっきの小迷宮と一緒で暖かいわね。 | |
| 凍えなくて済むのはありがたいぜ。 | |
| なかなか快適な環境だ。 と言いたいところだが、つまりモンスターにとっても快適ということだろうな。 | |
| そうですね、警戒したほうが良さそうです。 | |
| ……誰だ、そこに居るのは。 |
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| お前かよ。 | |
| 気味が悪いくらいよく出会うわね。 |
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| 用事かあ。 | |
| あいつホント何しに来てんだろうな?俺らに話しかけたと思ったら、このままタルシスに戻るのかよ。 | |
| 先に迷宮に入っていたんだろう。 | |
| 情報交換しようってことですし、私たちも少し探索しておきましょう。 | |
| (……ワールウィンドは、僕たちが谷の雲を払った後をすぐに追いかけきたのか?) |
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| こいつの炎攻撃はかなり強力だ。 | |
| 当たったらヤバイ。 | |
| とにかく僕は盲目を狙うからナノカは頭封じを狙ってくれ。 | |
| それでもこちらが被弾する可能性はありますね。 ダメージ軽減のために炎の聖印を取っておいたほうが良いですかね? | |
| ああ、できる限り軽減しないとまずい。 こればっかりはマリアのガードタンゴでは軽減できないからな。 | |
| これが複数体で出てくると思うと恐ろしいな……。 | |
| でも氷属性の攻撃はそこそこ入るみたいね。弱点さえ突ければそんなに強くないんだけど。 |
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| 熱っ!!なんだこれ! | |
| 何かしらこれ……すごい勢いで熱を発してるわ。 | |
| これが道を塞いでいて通れない。が、近づくだけでも熱いな。 | |
| 何かこれを急激に冷却できるものがあれば良さそうですが……。 | |
| ユーリの印術でいいじゃないか。 | |
| 冷やすだけなら十分かもしれませんが、これを壊さないことには進めませんよ。 | |
| ……そうだな。 | |
| これなんかどうだ? |
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| すごい!ひんやりしてるわ! | |
| それは使えそうだな。硬さも十分ある。 | |
| でも使うために近づいたら熱くて俺らが耐えられないぞ? | |
| 投刃の要領で投げるに決まっているだろう。 |
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| さすがクロムだな! | |
| あの熱い物体は壊れたけど、こっちの氷銀の棒杭も蒸発してなくなってしまったな。 | |
| よく見るとさっきの熱い物体、そこかしこにあるわね。 | |
| 棒杭はさっき伐採できた分が2本です。 既に1本使ってしまいましたから残りは1本しかありませんよ。 | |
| 闇雲に壊すのも良くないのか。 | |
| 場合によっては多少熱くても壊さずに近づく必要があるかもしれないな。 | |
| あー「寒い」の次は「熱い」かよ。 | |
| それにしてもこの熱い物体は何なんだろうか。 |
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| …………大きいな。 | |
| こいつ熱振り撒きすぎだろ。この距離でも熱いぞ。 | |
| 今までの物体よりもエネルギーが大きそうですが、棒杭一本で壊せるでしょうか? | |
| 物は試しだ。 |
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| 余裕じゃない。 | |
| ……なんだか急に寒くなってきたな。 | |
| そういえばそうね……って、よく見たら水も凍っているじゃない! |
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| ヨウガンジュウが小さくなってる。可愛い。 | |
| 驚くほど弱体化しているな。 代わりにヒョウガジュウという奴が現れた。性質はヨウガンジュウと似ているようだ。 | |
| 俺、この大地と迷宮の温度変化に耐えられる気がしない。 | |
| モンスターが環境の変化に合わせて姿を変えているっていうのに、エイゴったら。 | |
| メディックなんだから風邪ひいてもすぐ治せるだろう。 | |
| そんなこと言われても辛いものは辛いんだよ……。 | |
| なんだか凍った川を滑って行けそうですね。 | |
| なるほどな。そうだとしたら、探索できる場所が増えているかもしれない。 | |
| (氷が急に割れたりしないといいな……。) |

| また暑くなったな。フロアが変わったからか? | |
| そうだな。それにしてもこれは先へ進めそうにないな |
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| あの甲羅野郎が原因か。邪魔だな。 | |
| あの亀、動きは鈍いので行けそうじゃないですか? | |
| 道の幅が狭すぎる。あの広さで亀2体を避けるのは難しそうだ。 | |
| しかも一回見つかると延々と追尾してくるからなあ。 | |
| じゃあ、この先に進むにはあの亀を倒すしかないってこと? | |
| そうかも。まさかこんなところで行き止まりなんて思いもしなかったぜ。 | |
| いや、まだ探索は打ち止めになんかしない。 | |
| どういうことです? | |
| もう一つ入口があっただろう。あそこから入って探索してみよう。 |
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| なるほど。 | |
| 地図の座標を見る限り、さっき亀のせいで行き止まりになったフロアだな。 | |
| もしかしたらこっち側にさっきの亀を回避するヒントがあるかもしれないわね。 | |
| あぁ、それについてはもう掴んでいる。 | |
| もしかして、水を凍らせて……? | |
| そう、広さはあの水地さえ利用できれば問題ないからな。 | |
| そういえばさっき迷宮が冷えたのはあの大きい物体を壊したあとだったな。 | |
| じゃあここでも大きいものを探せばいいのね! |
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| どうやら暖かい場所ではヒョウガジュウが弱体化するみたいですね。 | |
| 弱体化しているとすぐ倒せるから楽だな。 | |
| だがモンスターの数は増えているから油断はできないな。 | |
| ……なんだか暑くなってきたな。 | |
| 大丈夫?もしかしたらすぐ近くに大きい物体があるのかしら。 | |
| あ、あれだ。 |
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| 周りにやたら大量の物体が。 | |
| これは物体を壊す順番を考えたほうが良さそうだが……棒杭は沢山ある。全部壊すつもりでいこう。 |
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| 冷えていく……。 | |
| 迷宮全体が冷えたら小さいほうの物体も冷えるのね。 | |
| 冷えていたとしても、結局壊すのに棒杭が必要だけどな。 | |
| 川の先に階段がありますが上へ戻るもののようですね。 | |
| 行けるものは行っておこう。近道が見つかるかもしれないしな。 | |
| そうですね。……それにしても、これ何なんでしょう? |
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| 明らかに自然にできたものじゃないな。 | |
| でもこの迷宮にタルシスから来た人はいないはずよね? 辺境伯だって、ウロビトのことすら知らなかったんだし。 |
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| あそこに誰かいないか?こっちを見てるぞ。 | |
| 見たことのない武器を持っているけど、何かしら。 | |
| あれは刀だな。私の妹が刀の達人だった。 | |
| ナノカに妹がいるのね!知らなかった!……妹さんも冒険者なの? | |
| 多分そうだな。 | |
| 多分って何だ多分って。しかしあいつカッコイイ兜つけてんな。牛形? | |
| カッコイイかはさておき気になるな。川も凍っていて渡れそうだ。いくぞ。 |
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| (エイゴさん、あれ兜じゃないです。頭です。) | |
| (……人の形をしているのに頭は牛?) | |
| (何者だ?) |
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| 行っちゃった……。 なんていうか、豪快ね。長ってもっと静かで威厳がありそうなものじゃないの? | |
| いや威厳はありそうに見えるけどな。 | |
| キバガミさん、あんな振る舞いしてるけど全然隙がない。 | |
| モノノフって武士の意味ですよね。 | |
| 武道を極めた戦士か。そんな雰囲気はあるな。 | |
| 今回はウロビトの時と違って歓迎されているようですし……行ってみますか? | |
| そうだな。もちろん警戒はしておけよ。正直戦闘になって勝てる気はしないが。 | |
| おいおい、また辺境伯に言わずに事を進めるのかよ。 | |
| あっちも乗り気だし、お誘いを断る方がなんだか申し訳ないわよ。 | |
| 辺境伯に無理を言うのは簡単だがこっちはそうもいかない可能性があるもんな。 | |
| そりゃまあ、そうか。 |
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2013.03.25.
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